ロココ ロケットペンダント

 これは極めて珍しく良い物ですね〜!♪おそらく貴族の結婚の記念に特別に作らせた物でしょう。メルマガ会員の皆さんにお話したい事がありすぎてどこからお話すれば良いのか悩む程なんです♪
 高価な宝石に頼った安易なデザインのジュエリーとは縁遠い、ロココならではの繊細でエレガントな雰囲気は、エドワーディアンやアールデコのジュエリーの繊細で精緻なジュエリーとはまた違う、エナメルを最重要視したアーティスティックなルネッサンスジュエリーを彷彿させるものがあります!♪
  地金に彫られた模様が透けて見えるグリーン・ギロッシュエナメルの葉は立体感が出ている素晴らしい作りで、ルビーととても綺麗なローズカットダイヤモンドの花、そして二羽の白い鳩(ラブバード)をあしらったデザインの中央部には、
シルクベルベットの上にゴールドのクラウンと二人のキューピッドが配され、ウィッチーズハートにカットされたロッククリスタル(水晶)でカバーされていますがこれは極めて珍しいやり方ですね!!裏のロケットの部分も同じくロッククリスタル(水晶)が使われていますが、ガラスではなくロッククリスタルを両面に使い、しかもその縁の面取りは複雑にカットされているのには驚かされます!♪こういう目立たない部分にさり気なく手間の掛かる仕事をしているのが古い年代の秀品の特徴なのです!♪
  裏側もとても綺麗に仕上げてありますが、植物模様の部分が美しい透かしになっているがお解り頂けると思います。こういう構造の物を作るのは、もの凄い技術と手間の掛かるもので、このぐらい古い年代(ロココ)のジュエリーならではの事なのです!
シードパールが付いた素敵なチェーンは19世紀の物ですが、ハンドメイドの素晴らしい作りです♪エナメルには若干の欠点がありますが、250年もの年月を経た極めて希少性のある秀品である事を考えれば全く問題の無い範囲の事です。

 サロン文化が華やかだったロココ時代らしい、優しく美しいイメージはきっと現代の日本人の女性にぴったりだと思います!♪このぐらい古い年代のジュエリーで実際に付けて楽しめるジュエリーは滅多にある物ではありません!このネックレスは僕の絶対のお勧め品なんです!!♪

中央部の拡大画像 チェーンの全体像

ロココ 愛のロケットペンダント
ドイツ 1750年頃
ルビー、ローズカットダイヤモンド、ロッククリスタル(水晶)、ギロッシュエナメル、ゴールド、シルバー
2.8cm×3.1cm
シードパール付ゴールドチェーン(19世紀)
長さ45cm
Sold

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- All Planning, Design & Photo by Gen Katagiri -

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