ラーバ カメオ ブレスレット
イタリア 1850-60年頃
ラーバ(溶岩)
全長: 19cm
カメオ: 2.9cm x 3.5cm each
SOLD
一番左の女性の帽子、左から二番目の鹿の頭、中央の子供の右手とが僅かに欠けているのですが、希少性から言って全く問題にならない範囲です(しかも、ルネサンスではご購入前に見ていただけるのですから・・・)
過去最高のラーバカメオの名品です!!
微妙に色合いの異なる六つのラーバに、女性と動物のモチーフを彫っているのですが、それぞれ少し異なったように彫られている大変凝った物です!!!
僕はこんなに面白い不思議なモチーフのカメオを今まで見たことがありません!!
しかも同じファッションの女性が五種類の動物と赤ん坊を抱いて構図の面白さには感激です!!♪
ラーバとはポンペイ付近で取れた淡い色の溶岩で、1748年にポンペイが発見されるとグランドツアーでポンペイに立ち寄った上流階級の子弟のお土産として大変人気になりました。
ほとんどの物は、やはりお土産品レベルの物なので、あまり扱って来なかったのですが、これは別格に良い物です! つまり普通のレベルの良い物のさらに上を行っています!
普通のラーバ・カメオに彫られているのは、だいたい決まっていて、エンジェルとか女神や歴史的人物の顔を彫っているのですが、これは女性が様々な動物を連れているという不思議な構図で、一つ一つ微妙に異なっているのが大変面白いのです。
このような物は初めて見ます! 文句無くミュージアムピース!!
ラーバは柔らかいので繊細な彫刻ができるのですが、その反面もろいので、この状態で残っているのは奇跡的です!
この作品は腕に付けるには度胸がいります(笑)。
いや、到底怖くて付けられないでしょう。
でもカメオとしてはあり得ない立体的且、繊細な彫りは、額装して 飾れば、下手な絵画や版画よりはずっと楽しめると思います!♪(額装代は見積もりをお出し致します)
横から見ると、女性の背中は平面から切り離されているのが解ります!※下の画像をご覧下さい。
もちろん、平面と別々に作って張り付けているのではなく、一つの厚みのある石から彫り出しています!!
単なる人物の顔を