ハートシェイプ・ダイヤモンドは現代のジュエリーでも滅多に見ない珍しいカットですが、それは歩留まりが悪い(無駄が出る)からです。
アンティークジュエリーでは、ハートシェイプ・ダイヤモンドは現代のジュエリーよりずっと少なく、僕も40年もこの仕事をやっていても、一つあったかどうかぐらいです!!
劈開(へきかい)によるカットをしにくい方向にも正確にカットできるようになった のは、1900年にアメリカでベルギー移民の技術者により、モーター駆動のダイヤモンド・ソーが発明されてからで、エドワーディアンのジュエリーから、一挙に綺麗にカットされたダイヤモンド・ジュエリーが増えるのは、上記のような事情があったからです。
だからこのハートシェイプ・ダイヤモンド ペンダント&ブローチが作られた年代では、まだ、ダイヤモンドをカットするのが大変だった時代だけに、普通のカットよりも難しいハートシェイプ・ダイヤモンドは極めて希なカットなのです!!
シードパールを留めたハート型のフレームの中に約0,75ctのハートシェイプ・ダイヤモンドをセットした魅力的なデザイン!♪
ダイヤモンドはとてもクリーンで照りの強い上質に石が使われています!♪