忘れな草 モーニング ブローチ
イギリス 1839年
天然真珠、ローズカット・ダイヤモンド、ゴールド、シルバー、ブラックエナメル、(金は表が15〜18ctで裏は9ctぐらいの金です)
大きさ 4.5cm×3.8cm
重量 21.8g
イギリス
¥243,000-
ブラックエナメルに忘れな草を配した典型的なモーニング ブローチです。
モーニングジュエリーはほとんどの場合、年号が刻まれていますが、これも1839年と刻まれています。
ヴィクトリア女王が即位して二年目のヴィクトリア時代初期の物なので、天然真珠の留め方が19世紀後期の物に比べて、すべて覆輪留めの、とても丁寧な留め方です。だから真珠はすべて当時のままの物が付いています。
良い絵には良い額縁が付いているものですが、このモーニングブローチもフレームとモチーフのマッチングが良く出来ています。
ブラックエナメルの部分は僅かに凸面になっていて、そこに金の細い板状の物を数本蝋付けした忘れな草を置いているので、美しい立体感を感じるのです!
忘れな草の留め方は、裏に足が出ていて、それをエナメルに開けた穴から出して裏でかしめて留めてあると思います。
このモーニング・ブローチは、19世紀初期ならではの格調の高さを感じる丁寧な作りです!
ゴールドラッシュ以前の金がとても高かった時代に、金をふんだんに使った作りは、このブローチが当時のハイレベルの物として作られた証です!
そして価格は、19世紀初期のこれぐらいの大きさで、良い作りの物と比べると半額以下のお買い得価格なのも、モーニング・ジュエリーだからこそなのです!