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ヒッポカンポス(海馬)の幻想的なニコロ・インタリオ・リング|古代ローマのエンシェント・ジュエリー TOP カタログ MUSEUM 魅力を知るメルマガフォト日記 購入方法アクセス No.00303 ヒッポカンポス
『ヒッポカンポス』 古代ローマ ニコロ・インタリオ リング 古代ローマ 1世紀頃 (リングの作りはヴィンテージ) ニコロ、18〜22ctゴールド リングサイズ:10.5号(変更可能) ベゼルサイズ:1.5×1.2cm 重量:10g
\3,000,000-(税込10%) 地中海を中心に栄えた古代のヨーロッパで、神々を運ぶ高貴で美しい生き物として人気のあった、半馬半魚の伝説の生き物ヒッポカンポスのインタリオです。 ニコロは古代ギリシャやローマで
人気が高かった石ですが、その中でも特に青みを強く感じる上質なニコロを使い、幻想的な海霧の中を優美に飛び行くような実に素晴らしい構図でヒッポカンポスが表現されています。 小さな石ながら彫りも抜群に優れて
おり、古代ローマのヒッポカンポスの最高傑作と言える、稀少価値だけでなく芸術的にも非常に価値の高い古代ローマの宝物です。 ←実物大 ブラウザによって大きさが違いますが、1円玉(直径2cm)を置いてみれば実物と
の大小比が分かります この宝物のポイント 古代世界を感じる魅力的なモチーフ ヒッポカンポスとは? 海が重要だった時代の人気モチーフ ポセイドンの戦車を牽くヒッポカンポス 幽玄の美を感じさせる見事な
ニコロ ニコロとは? ニコロの特徴 古代世界でも人気の高かったニコロ 素晴らしい表現力のアーティスティックなインタリオ 小さな石への躍動感あふれる見事な表現 ニコロを生かした色のグラデーションによる立体
感 贅沢にゴールドを使ったリングの作り 1. 古代世界を感じる魅力的なモチーフ 1-1. ヒッポカンポスとは? 幽玄の美を感じる、古代ローマのニコロに彫刻されたモチーフは『ヒッポカンポス』です。 『海馬
』とも呼ばれ、上半身は馬、下半身は魚とされる生き物です。 『海馬に乗るアリオン』(ウィリアム・アドルフ・ブグロー 1855年)クリーブランド美術館 かなり後の時代では、前脚に水掻きが付いた姿で描かれてい
る作品もありますが、古代世界の作品では蹄のままで描かれているものしか見たことはありません。 黒絵式アンフォラ(古代エトルリア 紀元前500-紀元前470年頃) 【引用】The British Museum / amphora © The T
rustees of the British Museum/Adapted ヒッポカンポスは特徴的かつ、古代世界でも人気のモチーフだったため、大英博物館だけでも関連する所蔵品は145点以上存在します。 これは古代エトルリアのアルカイック期
に作られた黒絵式のアンフォラで、ヒッポカンポスが描かれています。 前脚は蹄の形状です。 赤絵式のベル・クラテール(古代ギリシャ 紀元前350年頃)【引用】The British Museum / bell Krater © The Truste
es of the British Museum/Adapted これは古代ギリシャのクラテールで、水とワインを混ぜるのに用いられた広口の甕です。当時、ワインを原酒で飲むことは野蛮と考えられていたこと、醸造技術が未発達でアルコール
度数が低く甘かったことが、ワインの水割りの理由です。 このクラテールの中央に、白馬の上半身を持つヒッポカンポスに乗る海の女神テティスが描かれています。これも水掻きではなく蹄です。 ネレイドとエロスとヒ
ッポカンポス(紀元前2世紀後期)グリュプトテーク Public Domain by Bibi Saint-Pol 彫刻を見ると、かなりガッシリとした脚に蹄が付いていますね。海で高貴な神々を乗せたカドリガや戦車などを牽く生き物なので、
逞ましいのは当然と言えるでしょう。 ウィリアム・アドルフ・ブグロー(1855年)の作品 『海馬に乗るアリオン』 『バッカンテと豹』 ウィリアム・アドルフ・ブグローは19世紀フランスのアカデミズム絵画を代表す
る画家で、絵画のテクニックなどには問題ないと思うのですが、想像力はイマイチな気が・・。海馬の頭が馬ではなくネコ科の動物みたいですし、実際、同年に描かれた豹と同じような描かれ方です。前脚も水掻きにする必
要があったのか・・。 ウィリアム・アドルフ・ブグロー(1825-1905年)
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