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秋の紅葉を表現したオパールセント・エナメルのアールヌーヴォー・ネックレス|アンティークジュエリーHERITAGE TOP カタログ MUSEUM 魅力を知るメルマガフォト日記 購入方法アクセス No.00310 うつろい
『うつろい』 アールヌーヴォー エナメル ネックレス ヨーロッパ 1890年頃 オパールセント・エナメル、天然真珠、アメジスト、18ctゴールド 全長:37.5cm 本体:3.8×2.5cm 重量:6.0g SOLD ←実物大 ブラウザによ
って大きさが違いますが、1円玉(直径2cm)を置いてみれば実物との大小比が分かります 秋の紅葉を超難度のオパールセント・エナメルで、熟す果実を天然真珠とアメジストで表現した、コンテストジュエリーとみられ
るアールヌーヴォーの傑作です。最高級のアールヌーヴォーらしい葉っぱの造形、複雑な造形に対する繊細な葉脈の彫金は見事なもので、緑からオレンジ色へとダイナミックに色彩が変化するエナメルの神技の技術も圧巻で
す。エナメルを使った植物モチーフのジュエリーはアールヌーヴォー期にたくさん作られていますが、明らかに紅葉を表現したものは類がなく、異彩を放つ、アーティスティックな魅惑のアールヌーヴォー・ジュエリーとな
っています。 この宝物のポイント アールヌーヴォーのハイジュエリー 難易度の高いグラデーションのギロッシュエナメル 注目の集まった最高級宝石である天然真珠を使用 季節感のあるデザインという贅沢さ 自
然界の美しい変化を表現したデザイン 日本人の琴線に触れる美しい紅葉の表現 2種類の宝石で表現した熟す果実 ゴールドのダイナミックなフォルム 1. アールヌーヴォーのハイジュエリー 『アールヌーヴォー』は
、19世紀末から20世紀初頭にかけて欧米で大流行した美術様式全体を指します。 あまりにも定義した範囲が広すぎるため、結局アールヌーヴォーが何なのかすっきりしないという方も多いと思います。 アールヌーヴォー
のカテゴリー デザイン 自然界 ジャポニズム 御伽話・芸能関連 ジュエリーでの例 原点 【イギリス】 アーツ&クラフツ運動 【日本】 開国により入ってきた日本美術・文化 【フランス】 共和政に移行し、フラン
ス貴族が存在しなくなった後の、庶民の女性が憧れる女性像 モチーフ 植物、動物、昆虫、架空の生物 日本の美術工芸品、日本らしい植物や生物 女優、歌手やその関連する装飾、物語の世界の少女・女性 おおまかに
分けると、アールヌーヴォーは主に上記の3つのカテゴリーに分けることができます。それぞれ、さらに詳細に分けることができますが、ここでは割愛します。今回の宝物は、イギリスのアーツ&クラフツ運動の流れを汲む
、自然界をモチーフにしたアールヌーヴォーのハイジュエリーになります。 美術商サミュエル・ビング(1838-1905年) 建築家アンリ・ヴァン・デ・ヴェルデ(1863-1957年) 【参考】アールヌーヴォーの大量生産の安物ジュ
エリー アールヌーヴォー・ジュエリーの大半は、意図せずその大流行の中心人物となったサミュエル・ビングとアンリ・ヴァン・デ・ヴェルデによって「はびこる粗製濫造の装飾品」と告発され、ヨーロッパにおいて長
きに渡り「アールヌーヴォー=醜悪で粗悪なもの大流行」と記憶される結果をもたらした安物です。 アールヌーヴォーの優れたハイジュエリーは本当に数が少なく、アールヌーヴォー・ジュエリーが市場に多い割には、ヘ
リテイジでご紹介できる機会は少ないです。 この宝物は数少ない、ヘリテイジでご紹介できるアールヌーヴォーのハイジュエリーで、高級品と判断できる特徴をいくつも持っています。 その特徴の1つが難易度の高い、グ
ラデーションのギロッシュエナメルです。 アールヌーヴォーの安物→高級品 対象 庶民 上流階級 例 素材 シルバー ゴールド ゴールド、小さなダイヤモンド ゴールド、エナメル、天然真珠、アメジスト 技法 鋳
造 鋳造 鋳造 鍛造、ギロッシュエナメル フランスを中心に大流行したアールヌーヴォーのジュエリーの大半は、旺盛な消費意欲で経済を牽引する中産階級の若い女性たちのために作られた大量生産の安物でした。 本当
にお金がない
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履
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