『朝霞荘』
黒川紀章の設計で見事な数寄屋造です。
ここは明治37年頃に石川啄木の下宿があった場所で、今は大手の保険会社の迎賓館になっています。
ルネサンスのギャラリーのすぐ近くで、小元太との散歩でよく通る所なんです。
屋内は、各室の光天井、各所の仕上げの一部に金属またはシルバー色を利用してあり、「侘び」「さび」の中に華やかさの表現をところどころにおりまぜ、異質なものあるいは意外性との共生を表現する花数寄の手法で作ってあるそうです。
それは玄関の敷石ならぬステンレス板?の使い方でも感じられますね。
ステンレス板?を石のようにカットして細い線を彫ってあり、それが反射して光の当たり方で変化して美しい輝きを見せています。まるでアンティークジュエリーの彫金のように・・・。
拡大すると精密な細い線が彫ってあるのが解ります。
駐車場 は、障子の組子および、花、鳥、風、月の各パターンを御影石で表現してあります。
これも遊び心がありますね〜。