古代ローマ 黄金の指輪 インタリオ 紀元前 クレオパトラ

左は正面から撮った画像ですが、ネクベット(頭部の飾り)がよく表現されているのが解りますし、右のかなり斜めから撮った画像では明らかに鋳造ではなく、彫ってあるのが各部に見られる細い線(耳のの上部など)から確認出来るのです。ベゼル(楕円形の台の部分)の大きさがたった11mm×10mmしかないとても小さな物であり、機械もルーペも全く存在しない時代だけに、その線の細さは正に驚異的で驚嘆に値することなのです!!
ニケやミロのヴィーナスなどの紀元前の大理石彫刻がすでに頂点に達していたように、インタリオも小さな逆彫りの彫刻として、既に紀元前に頂点に達していたと言う事なのです。技術的な観点だけで言えば、機械なども進化した18世紀後期のマーチャントなどの作家のインタリオが上かも知れませんが、アートとして総合的に見れば、古代のインタリオの方が数段高く評価されるべきだと僕は思っています。

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拡大画像と説明-3


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