ピケ　小箱

フランス　1860年頃
ピケ（金銀象嵌）
べっ甲、シルバー
8,8cm×5,8cm×2cm
重量71,6g
Sold


フランス人は、べっ甲の好みが日本人と同じようなところがあるし、べっ甲の良さを活かすことを知っていたようですね。


附の出ているべっ甲と金銀象嵌のコラボレーションは、まるで日本人が作ったようです！！♪


この小箱の金銀象嵌はピケとして最も高い水準です！！♪

細い線の象嵌に全く乱れがなく、構図も素晴らしいし、150年の時を経た今でも全く浮いている所が無いのは、高度な技術を持った職人が作ったからなのでしょう！！

べっ甲の艶も良いし、古い年代のべっ甲細工としては、コンディションはとても良好です！♪

右下の名前が彫られているプレートから、だれかにプレゼントする為に作られた物だと思われます。これが無ければ、日本で作られた物と思ってしまう程、日本人の感性を感じてしまいます。
（日本のべっ甲細工にはピケはありませんが）


イギリスのピケは、ほとんどが附の出ていないべっ甲を使っていますし、ジュエリー以外のこういう小物は余り作られていません。

この小箱は形状と中の作りからシガリロ（細い葉巻）かシガレットケースかも知れませんが、シガレット（紙巻きタバコ）が普及するのは、20世紀初頭からなので、何か違う物を入れる為の物だった可能性もあります。

希に見る素晴らしいピケなので、何かに使えれば最高にお買い得な物になると思います！！♪