トレドワーク クロス アンティークジュエリー


トレドワーク クロス アンティークジュエリー
トレドワーク クロス アンティークジュエリー 実物大
1円玉サイズ ←実物大
ブラウザによって大きさが違いますが、1円玉(直径2cm)を置いてみれば実物との大小の比率が分かります。

トレドワーク(ダマスカス象嵌) クロス

スペイン 1880年頃
スチール、金象嵌、
4cm×2,4cm
重量3,7g
¥110,000-


このクロスは、金と黒のコントラストが実に美しい、スペインのトレド・ワークと呼ばれる象嵌細工です!!

しかも表裏の両面に象嵌されいるのがアンティークらしいですね!
小ぶりなので、ペンダントとしてもとても使いやすいです!

トレドワークは、ニエロや日本の布目象嵌などと似ていて、鉄を酸や熱などで黒くして、そこに金や銀を象嵌しています。

ちなみに、英語では金属に金属を象嵌することをダマスカス象嵌(Damascening)と呼んでいます。
なぜ、ダマスカスなのか?
そしてなぜ、それがスペインの名産品なのか? それもこれからお話いたしましょう。

ダマスカスの金属工芸

金銀を鉄、真鍮などの他の金属に象嵌することをダマスカス象嵌といいます。
それではなぜダマスカスというのでしょうか?

現在、「ダマスカス」と呼ばれている技法には、ダマスカス鋼とダマスカス象嵌があります。
それを以下でご説明します。

ダマスカス鋼

ダマスカスは特殊なダマスカス鋼を用いた波紋の美しさと切れ味の良い剣で有名でした。

そのルーツは、インドのウーツ鋼にあると言われています。原材料の特殊な配分の不純物を含む鉱石が採れなくなり、19世紀には技術も廃れてしまいました。

見かけだけは、2種類の金属を鍛造するなどして現在も作られているようです。日本では木目金などの装飾技法があります。

おそらく、象嵌技法もその刀剣製造業に付随して発達してきたのではないでしょうか?

右の写真:Wikipediaより

ダマスカス鋼

ダマスカス象嵌

鉄などに金銀を施す象嵌は、ダマスカスで14世紀頃まで行われていましたが、チムールが遠征してきてダマスカスの職人をほぼ全員サマルカンドに連れて行ってしまった為に、ダマスカスでは象嵌を含めて産業全体が荒廃してしまいました。

ヨーロッパへの伝播

ダマスカス鋼自体はヨーロッパには伝わらず、象嵌技法だけが伝わっているようです。
16世紀、アンリ四世治下のフランスで Cursinet という人物が象嵌技法を高度に完成したという記述があります。(Andrew Ure. 美術、製造、鉱物の辞典。 1875 New York)

その前に15世紀ごろからイタリア北部などで、鎧、刀剣、鍔などにダマスカス象嵌を施していたようです。

十字軍が持ち込んだとも、ヨーロッパに進出したイスラム教徒が持ち込んだとも言われます、戦争によって文化が伝播したのは皮肉でもありますね。

結局、皿、瓶などの大型の道具に施すようになっていったものの、工芸のレベル自体はチムール以前のダマスカスが最高で、以降は落ちていったようです。

ダマスカス象嵌

ダマスカス象嵌 ダマスカス象嵌
トレドワーク クロス アンティークジュエリー 黒い鉄の地に象嵌された金の唐草が、光の当たり方で輝く様子は古の美を感じます!
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トレドワーク クロス アンティークジュエリー
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