ワシリー大聖堂

ロシアの最高のハットピン!!

このハットピンが作られた20世紀初頭はハットピンの最盛期で、長くて凝った物が作られた時代です。

ハットピンは1890年〜1920年頃に大流行したのですが、大体の物が真鍮などを使った実用品です。
このようなエナメルと宝石を使ったハットピンを作ってしまうのがロシアならではで、まさに「ファンタジー」という言葉がぴったりです。

ワシリー大聖堂 ロシアン アンティーク ハットピン
ワシリイ大聖堂 肩の張った美しい形をしています。

このハットピンのユニークな頭部の形は、ロシア教会の尖塔屋根(いわゆる、ネギ坊主)を思わせます。
そこにロシアならではの細工がされているのですから、素晴らしいですね。
エナメルの部分は盛り上がっているうえ、捻りのある、ロシアンジュエリーならではの一手間多い凝った作りです!!

美しいだけでなく、ロシアンジュエリーならではのエキゾチックな雰囲気が魅力です!♪

ワシリー大聖堂

このように、立体的で美しい形の部分にエナメルを施すのは至難の業です。

エナメルはガラス質なのですが、それを焼き付けるときの温度が弱すぎれば定着しませんし、強すぎると今度は染料が変色してしまいます。

この青いエナメルはギロッシュエナメルといって、地模様が透けて大変美しいものですが、さらにそこに螺旋状に美しいラインが入っていて大変に凝った形状です。

このヘッドの部分が一円玉くらいですから、いかに精巧な細工かということです!

根元にある金の縒り線細工もいいですね。

ワシリー大聖堂

先端についているカボッションカットされたピンクの石は、ロードナイトという石です。(ロドというのは、ギリシア語で薔薇という意味)

このように、ジュエリーとしては珍しい石を使っているのもロシアの物の特徴で、それらの石はオッドストーン(希石)と言われ、ファベルジェも多彩なオッドストーンを使っています。

ヴィヴィッドなブルーのエナメルとの対比が美しい。

ローズカットダイヤモンドが使われているのが、本当に豪華な印象を与えています。

 

ロシアン アンティーク ハットピン

ロシアン ハットピン

ロシア 1900年〜1910年頃
ギロッシュエナメル、ロードナイト、ローズカットダイヤモンド、ゴールド&シルバー
長さ16cm
Sold

 

1円玉サイズ ←実物大
ブラウザによって大きさが違いますが、1円玉(直径2cm)を置いてみれば実物との大小の比率が分かります。
リリアン 

19世紀末頃に、ボンネットに代わって大きな帽子(ハット)が流行しだすと、それにともなってハットピンも生産が追いつかないくらい需要が増え、様々な素材の物が作られるようになりました。

1910年はハットピンの最盛期で、大型でより手の込んだ物になっていきます。

舞台では人気女優が大きな帽子をかぶって出演していました。

ハットピンは帽子の後ろで結った髪に留めていたようです。

リリアン・ラングトリー(1853-1919) 英国の女優
ロシアン アンティーク ハットピン

全体的に非常に良いコンディションですが、一部エナメルにごく僅かな損傷があります。
(見ても解らないと思います)

ファベルジェのマークがついていますが、それは後で付けられたものです。(文字が本物と微妙に違います)
誰かがロシアのあまりにも良い物なので押してしまったのでしょう。

そういった事情があるのでお安くなっていますが、間違いなくロシアのトップレベルのハットピンですし、名前は本質的な価値とは関係がないのです。

ファベルジェは誰もが知っている名前なので、偽のマークが多いので特に注意が必要になります。
最近はレーザーで本物のマークを写すことができるそうなので、やはり、メーカーズマーク、ホールマークだけでなく、物に価値があるかどうかが重要なのです。

ロシアン アンティーク ハットピン

 

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