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『幻想的な雰囲気を醸し出すグロテスク文様』 フランス 1890年頃 18ct ゴールド、
天然真珠、オールドヨーロピアンカット・ダイヤモンド
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左右に配置された子供のような姿はプットーといって、ギリシャ神話のエロース(愛)に由来します。 ギリシャ神話では青年の姿として描かれたエロースは、ローマでは小さな男の子として描かれるようになり、蝶の羽をもった女の子はプシュケと呼ばれたりします。 模様の中に出てくるプットーは性別ははっきりしないのですが、お団子の髪型と蝶の羽なので、プシュケーのイメージに近いのかなと思います。 プットーのかかげているダイヤモンドも小さいながらオールドヨーロピアン・カットされたものです。
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『幻想的な雰囲気を醸し出すグロテスク文様』 |
「皇帝も楽しんだ室内装飾」 草花に、人物や動物などを配した繰り返しの文様は「グロテスク様式」と言います。この言葉は美術用語で「洞窟(グロッタ)」という言葉に由来します。それは、この文様が洞窟のような地下の遺跡から発見されたからなのです。 グロテスクが「奇怪な」という意味を持つのは、後の時代になってからです。 |
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ローマ時代の皇帝ネロの「黄金宮(ドムス・アウレア)」内部のフレスコ画。(左) この他にもギリシアのモザイク画や、有名な「ラオコーン群像」も黄金宮から発見されています。 |
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(上)ルネサンス時代のラファエロは、グロテスク文様をヴァチカン宮殿のロッジア(廊下)の装飾に用いました。上の写真では右の柱に映っています。 ラファエロにちなんで、この様式を「ラファエレスク様式」と呼ぶこともあります。 18世紀のロシア皇帝エカテリーナ2世は自国の宮殿にこのヴァチカン宮殿のグロテスク文様を模写させています。 |
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この角度から見ると立体的な素晴らしい作りと完璧な仕上げの魅力が良く分かります!♪ |
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裏の仕上げも完璧です。 ピンは外れるようになっています。伸縮式のピンキャッチはこのブローチ兼ペンダントが非常に高級な物として作られた事を示しています。 |
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曲面に立体的に作られていることがわかります。
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