ブルーグラス又はブルーエナメルにダイヤモンドをセットした指輪は、19世紀初期にはとても人気があった物で、透明感のあるブルーのガラス又はエナメルの上でダイヤモンドが輝く様子は実に美しいものです！

特にブルーのガラス（イギリスの物の場合はブリストルグラス）は、エナメルよりも、より透明感があるのが魅力です！

ブルーグラス又はブルーエナメルにダイヤモンドをセットした指輪は、ほとんどが19世紀初期に作られた物で、この指輪のように18世紀の物はとても少ないのです！

この指輪のブルーのガラスはとても透明感のある物で、下に敷いてある金属箔の影響で、まるで魅力的なギロッシュエナメルの地模様のような雰囲気があります。

それはまる古代の石の自然な斑のようにも感じる面白みがあります！♪

それにローズカットダイヤモンドは、古い年代のカットならではのとても面白みのあるものです。
円形のフレームの中に、まるでモザイクのようにいろいろな形のダイヤをセットしていますが、これはこの指輪の為にカットされたのではなく、何かに付いていたダイヤを外して苦労してセットしたものなのです！！
まあ、それだけ市場に出回っているダイヤモンドが少なく貴重だったということなのです。

このようなローズカットダイヤモンドの使い方が18世紀の指輪の証ですし、面白みです！

画像では余り輝かない石のように見えるかも知れませんが、ところがどっこい、とても照りの良いダイヤモンドでダイナミックな輝きがあるとスタッフが報告して来ています！

ガラスを加工しするのは以外に難しく、穴を開けてダイヤモンドをセットするのは至難の技なのです！だからこのような指輪は19世紀初期以降は作られなくなったのです。