オールドマインカット・ダイヤモンド リング アンティーク ダイヤモンド リング
オールドマインカット・ダイヤモンド 実寸台 100円玉サイズ
オールドマインカット・ダイヤモンド リング

オールドマインカット・ダイヤモンド(1ctオーバー)、
オールドヨーロピアンカット・ダイヤモンド、18K
サイズ 9号(変更可能)
イギリス 1890年頃
Sold

ダイヤのカットダイヤのカット

この指輪のメインのダイヤモンドは、アンティークのダイヤモンドの特徴がはっきり出ているとても魅力的なダイヤモンドです!♪

南アフリカの巨大なダイヤモンド鉱床が発見され、ダイヤモンドが一挙に市場に出回るようになった頃のダイヤモンド・リングです。それまでの歪なローズカットダイヤモンドやインクルージョンが沢山入ったダイヤモンドは姿を消し、この石のように透明で輝きの強い石がちょうど出回るようになった頃です。

この指輪の1ctオーバーのダイヤモンドは、ラウンド・ブリリアンカット(円形)のオールドヨーロピアンカットとは違う、オールドマインカットです。
このカットは円形ではなく、四角っぽい形でソファーのクッションに似ているところからクッション・カットとも呼ばれています。
1930年代までのダイヤモンド・ジュエリーで、ハイクラスのジュエリーに使われることが多いです!

このオールドマインカットのダイヤモンドは、通常の石より一段とクラウンの厚みがあるのが特徴で、それだけに光を当てた時にオールドカット特有のダイナミックなシンチレーション(光の動き)が楽しめます!♪

現代のダイヤモンドは数学的に計算されたカットなので、石の質がそれ程良くなくても輝きますが、このようなオールド・カットでは照りが良くて透明度が高くないと奇麗には輝かないものです。
この石は若干黄色みがかっている石ですが、これだけ美しい輝きがあるのは、照りが良くて透明度が高いからです!♪

メインのダイヤモンドの中心部にまるで大きな穴が開いているように見えますが、これもオールド・カットの特徴で何故かキューレットを大きくカットしているからです。現代のダイヤではキューレットはカットしないので、小さな点にしか見えません。
アールデコの頃のダイヤモンドでもキューレットはカットしていますが。こてほど大きくはカットしていません。この違いでもだいたいの年代の違いが解るのです。

プラチナが一般的に使われるようになる20世紀初頭以前のダイヤモンド・ジュエリーは、ほとんどの場合、石を留めている部分はシルバーを使いますが、この指輪はすべてゴールドを使っているのも珍しいことです。
これは若干黄色みがかっている石を活かす為だと思われますが、若干黄色みがかっているとは言え、高価なイエローダイヤモンドほどではないにしろ、奇麗なイメージの色なので、ゴールドの色合いと相まって見ていてとても魅力的です!♪

周りの小さなダイヤモンドはオールドヨーロピアンカットなので、現代のメレーダイヤのような死んだような輝きとは違い、するどい輝きがあるので、メインのオールド・マインカットのダイヤモンドダイナミックな輝きと相まって非常に魅力を感じさせます!♪

現代のブリリアンカットのダイヤは、質の悪い石ほど大きく見せるためにクラウンが薄のですが、面白いことに現代の最高のカットと言われるトルコフスキー・カットは実はオールド・カットのようにクラウンが厚いのです!

この指輪は石の魅力もさることながら、シャンク(腕)のデザインと作りも秀逸です!!
一番上の正面から撮った画像を見ると、円形に並んだダイヤモンドを囲むように半円形のシャンクが付いていますし、その間に隙間を開けていますが、これがデザイン状とても良いアクセントになっているのです!♪

その右の画像ではシャンクの形が良く解りますが、根本が厚みがある独特の形で、ゆるやかなカーブを描いて後部に行くにしたがって細くなっています。
程良いモダンな感覚を感じる優れたデザインですし、しっかりした良い作りです!

これ程の魅力を備えた1ctオーバーのアンティーク ダイヤモンド・リングとしは、破格のロープライスだと思いますし、それが出来るのがルネサンスなのです!!♪
ダイヤに始まってダイヤに終わると言われていますが、いつか1カラットオーバーのダイヤモンド・リングをと思っていらっしゃる方には絶好のチャンスです!!
だって田舎の宝石店でも売っている1カラットのなんの魅力もない指輪がもっともっと高い値段で売られているのですから(笑)

ダイヤモンドは1ct未満と1ctオーバーでは価格に相当な開きがあるのですが、それは
1ctオーバーのダイヤモンドの原石の産出量は、1ct未満の原石に比べて格段に少なくなるからです。

オールド・カット ダイヤ
アンティーク リング シャンク
オールド・カット ダイヤ クラウン
↑ダイヤのクラウンの特徴がはっきり解ります。
テーブルが小さくてクラウンの際だった厚みがあるのがお解り頂けるでしょう。

ダイヤモンドを留めている爪も実に奇麗ですし、シャンクの根本の部分の作りも実に見事ではありませんか!♪

こういう仕事を見ていると、現代の手間を省いたワックスを使った鋳造の指輪なんて見るのもいやになっちゃうこと請け合いです(笑)
 
アンティークジュエリー 爪 アンティークジュエリー ダイヤ リング
シャンクの美しい形が良く解ります♪
アンティークジュエリー 指輪 爪留め アンティークジュエリー
石を留めている爪まで美しい!
シャンクのゴールドには100年の時を経た指輪らしさを感じます。
肉眼で見ると適度な艶消しを施したような心地良いゴールドの輝きを感じます。
この角度から見ると爪の美しさや仕上げの完璧さが良く解ります!  





「4C」より重要なダイヤモンドの知識

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