金と銀の花という自然のモチーフを、幾何学的なアーモンド型の模様が取り囲んでいるのが面白いですね〜。
アーモンド型の金の縁取りの内側に銀の象嵌がある凝った作りです。
ピケが流行し始めた頃の花、植物のモチーフから、幾何学的なモチーフへと模様が変わる過渡期の物なんだと思います。
アーモンド型の模様の一つ一つを花びらに見立てれば、全体で大きな向日葵のようにも見えちゃいます♪!
直径4,1cm とピケとしては大型の秀品です。
大型でこれだけコンディションの良い物は、最近ではほとんど仕入れ困難な状態です!
ピケ・ブローチ
イギリス 1870年頃
鼈甲、金銀象嵌
直径 4.1cm、本体の厚さ 1.1cm
重さ 11.3g