超絶技巧の細工物は大好きで必ず買い付けますが、彫金物はほぼ19世紀までのものです。この1923年のバーブローチは、プラチナと2カラー・ゴールドを組み合わせた彫金による、異例中の異例と言える奇跡の宝物です。アンティークジュエリーについてある程度の知識がある方だと、いかにあり得ないものかがお分かりいただけると思います。
本物の白鳥らしい生き生きとしたフォルム、神技の彫金により実現した羽毛の質感、作者の心も反映された優しい表情。生き物を表現するのは本当に難しいですが、全てがパーフェクトです!特にプラチナは金属の性質上、彫金が困難であり、このような宝物は殆ど作られていません。白い硬質な輝きを放つプラチナは、水滴が輝く水辺の白鳥を表現するのにピッタリです♪
傑出した美意識を持つ人物が、特別な贈り物としてオーダーした宝物です。ハンドメイドのセーフティー・チェーンも特別にデザインされており、高級感があります。オリジナルではありませんが、アンティークのフィッティングケースに収まった姿も美しく、眺めたり飾ったりしても楽しんでいただけます。白鳥に存在感があり、バーブローチとしてコーディネートするのも楽しいと思います。美術品としても楽しめる『細工物』の良さを、改めて感じられる宝物です♪♪
今回の宝物は、白鳥が優美に泳ぐ姿を表現しています。
渡り鳥である白鳥は、目にする時期は限定されますが、日本でも各地で見ることができる身近な鳥ですね。これはサラリーマン時代、しばらく岡山に住んでいた頃の画像です。倉敷まで電車で10分ちょっとと近かったので、しょっちゅう美観地区に遊びに行っていました。いつも