蝶は魂を意味し、17世紀から好んで使われたモチーフです。
このアメジストとシトリンはとても美しい色ですが、現代の石のように加熱処理された石でないのは言うまでもありません!
アンティークの天然石についてはこちらをご覧下さい。
カットや研磨以外に全く手を加えていない、天然のままの石をオープンセットにしてあるので、とてもナチュラルな輝きです。
石に厚みがあるので、様々な表情が出るのです!
この時代の宝石加工の技術は大変高度なものだったことが良く分かります。
裏面を見ても、複雑な形状をカットしているのが解ります。
カット、研磨、セッティングに大変な手間と技術を要します。
裏から、石留めの様子が分かるというのも珍しい。
ホールマークはフランスへのインポートマークで、金が18ct、銀が 800 であることを表しています。
石に物凄く厚みがあるのが見えますが、このくらい厚くないと、ダイヤモンドのセッティングに耐えられないからです。
オープンセッティングなので、厚みがないと色も薄くなりますしね。