アールデコ　ブローチ

アールデコ　ブローチ
オニキス、珊瑚・オールドヨーロピアンカット・ダイヤモンド、プラチナ
フランス　1930年頃

これはアールデコ後期の特徴が良く出ている秀品です。前期のエドワーディアンのような繊細で精緻な仕事とは違いますが、デザインがアバンギャルド（前衛的）でとても楽しいデザインです。それに黒と赤の色彩もアールデコの後期のジュエリーらしい色彩です。珊瑚の使い方が19世紀のジュエリーにはない新しい感覚です。ダイヤの留め方もエドワーディアンやデコ初期に比べると少しレベルが下がりますが、まだまだ高い水準を保っています。デコの面白みのあるデザインのジュエリーは画像も楽しく作れるから不思議です。（笑）