古代ローマ カメオ キューピッド

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古代ローマ ハードストーン・カメオ リング&ペンダント
「キューピッド」
アゲイト、22K
イタリア A.D.200
シャンクはモダン
1,8cm×1,2cm

このカメオはルース(裸石)の状態の物をRenaissance専属の職人が加工した物です。
皆さんの中には ルースの物はどんなフレームが付くか不安をお持ちの方もいらっしゃると思いますが、
このスイベルリング(回転する指輪)をご覧になって頂ければきっと安心されるのではないでしょうか。
この加工した指輪を見て、ヨーロッパのディーラーは素晴らしい出来だと驚いて、自分の物も加工してもらえないかと言っていました。この指輪は僕のプロドュースで長年アンティークジュエリーの修理加工を専門にしている職人が作った物で、古代の金細工のイメージにするために22Kの金を使っています。ペンダントにもなりますが、斜めになるのが気になる場合は専用金具を使えば解決します。

ギリシャ神話

このぐらい小さなカメオで魅力的な彫りの物があるのが古代ローマのカメオの特徴の一つでしょう。
拡大画像で見てみると、透明感のある美しいアゲートで、細かい胡麻のような物を含んでいる面白い石であることが解ります。19世紀中期のカメオブームの時期に作られた物に比べて石の質感が面白いのが古代のカメオの特徴です。そして彫りは繊細、且つ、生き生きとしたダイナミックさを感じます。
キューピッドの左肩から右脇腹にかけて、矢筒の紐が実に綺麗な線で彫られているのも良いですね。
それに矢筒がまるでグラデーションをかけたように、下半分が半透明になっているのも型にはまらない自由な発想を感じます。古代ローマやルネッサンスのカメオは19世紀のカメオのように、職人が作った商品としてのカメオとは違う、アーティスティックなものを感じます。





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