カーブドアイボリー プリニウスの鳩 アンティークジュエリー
カーブドアイボリー ブローチ 実物大
『プリニウスの鳩』

カーブドアイボリー ブローチ
ドイツ 1860年頃
5,4cm× 5,6cm
重量 12,2g

Sold


紀元前2世紀に作られたモザイクの歴史上最高傑作『プリニウスの鳩』を象牙細密彫りで表現した作品!!
1円玉サイズ

←↑実物大
ブラウザによって大きさが違いますが、1円玉(直径2cm)を置いてみれば実物との大小の比率が分かります。

カーブドアイボリー プリニウスの鳩 アンティークジュエリー

四羽の鳩のすべてが軽く羽ばたいているような動きのある構図が素晴らしい!!♪

ブドウの木のフレームは、葉は別に彫って接着してあるのではと思いたくなるような、繊細で立体的な素晴らしい彫りです!!♪

これだけの複雑な構図での繊細な彫りを、一枚の象牙の板から彫りだしているのには感服です!!

ドイツはゾリンゲンの刀が昔から有名であるように、良質の鉄鉱石が産出されるので、それを使った切れ味の良い工具があったから、これだけの素晴らしい象牙細密彫りが出来たのだと思います!!

実はこのような繊細なカーブドアイボリーは、彫った後で、磨いて仕上げるのが、彫ることよりもっと大変かもしれないのです!!
最後にミスしたら一巻の終わりなんですから!!

ブドウの木の下で鳩が水を飲んでいるシーンが目に浮かぶような、カーブドアイボリーの傑作です!!!♪

左上の一枚の葉は、先端がほんの僅か欠けていますが、実物を見ても言われないと気がつかない程度の傷です。

約150年も前に作られた、極めて繊細な細工の物が、このような良い状態で残っているのは奇蹟的なことだ僕は思います!!



プリニウスの鳩
プリニウスの鳩

プリニウスの鳩

プリニウスの鳩は、数匹の鳩が水を飲んでいるモチーフのモザイク。
古代ローマの博物学者、政治家、軍人のガイウス・プリニウス・セクンドゥス(大プリニウス)の「博物誌」に出てくる。

そのモザイクは、ギリシア時代のもの(残っていない)で、Sosus of Pergamon によって作られている。
ペルガモン(地名)のソーサス(人名)は、歴史上唯一、その名が記述されているモザイク職人(or 芸術家)。

ペルガモンのソーサスは、紀元前2世紀のギリシアのモザイク芸術家である。彼は、その名を文字として残されている唯一のモザイク芸術家である。
アレキサンダー大王の征服後、ペルガモンやアレキサンドラのようなギリシアの中心地は、モザイクを含む装飾でその富みを誇示した。
大プリニウスは、ソーサスを「掃けない家」のモザイクを作った人としている。
これは、その家の床の上に(モザイクで描いた)魚や果物などのごちそうの食い散らかし(骨や果物の芯)がある様子を述べている。
プリニウスは同様に、ソーサスの作品で、水を飲んでいる鳩とその鳩の頭を映した水面のモチーフがあるモザイクについても言及している。
そのモザイク画は、壁に掛けられるようになっていたが、あまりにもリアルなので、本物の鳩が仲間だと間違えてぶつかってきたと言われていた。

「ハドリアヌスの別荘」で見つかったモザイク、いまはカピトリーノ美術館にある、は、丸いボウルの上にいる一群の鳩を描いている。
プリニウスが記述しているように、他の鳩が日光浴をしている中で、一羽の鳩が水を飲んでいる。
この「プリニウスの鳩(またの名をカピトリーノの鳩)」は、鳩を芸術的かつ、リアリスティックに描いている。
このモザイクは、色の付いた大理石だけでできており、他のモザイクのようの色のついてガラスを用いていない。
このモザイクは、1737年に枢機卿の Giuseppe Alessandro Furietti によって「ハドリアヌスの別荘」で発見され、彼はそれがプリニウスの記述したモザイクであると思ったのだが、
他の学者達は、それはハドリアヌスの為に作られたコピーであると考えている。
今度はこのハドリアヌスの別荘のモザイクが、様々な作品のモチーフとなっている。
wikipedia


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カーブドアイボリー ブローチ 実物大 このブドウの葉の彫りは実に見事です!!

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カーブドアイボリー ブローチ 実物大 鳩の彫りも良いですね〜!♪
羽や胴体の羽毛の感じも繊細に彫ってあります。
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カーブドアイボリー ブローチ 実物大 どの部分を見ても手抜き一切無しの素晴らしい彫り!!
部分拡大 カーブドアイボリー ブローチ 実物大
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カーブドアイボリー ブローチ 実物大  


カーブドアイボリー プリニウスの鳩 アンティークジュエリー
カーブドアイボリー プリニウスの鳩 アンティークジュエリー
カーブドアイボリー プリニウスの鳩 アンティークジュエリー
カーブドアイボリー プリニウスの鳩 アンティークジュエリー
こういう素晴らしいカーブドアイボリーは額装して、使わない時は飾って楽しまれることをお勧め致します。
オーダーで素晴らしい額をお作り致します。
だいたい2万5千円から5万円ぐらいで作れます。
額装のページ
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裏 カーブドアイボリーの故郷は、スイスの国境に近いドイツのシュヴァルツヴァルト(ドイツ語で黒い森)地方





在庫にあるカーブドアイボリーの名品
カーブドアイボリー 鹿 ドイツ アンティークジュエリー カーブドアイボリーの傑作!!
『静かなる森の鹿』


ドイツ 1840年〜1850年頃
5,4cm×4,7cm
重量 7,2g
SOLD

ハイレベルのカーブドアイボリーの鹿は、最近はピタッと姿を消してしまい、何と三年ぶりの登場です!!

フレームまですべてが繊細で美しい作品で、完璧な仕上げは、カーブドアイボリーの鹿としては、過去40年で三本の指に入る絶品です!!!♪

このレベルの作品は、次はいつ出会うのか、それともこれが最後なのかは皆目分かりません!


ここか画像をクリックしてご覧ください。

過去に扱ったカーブドアイボリー

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