蝶のブローチ アンティークジュエリー

ハイレベルのアメジストとシトリンそれにローズカットダイヤモンドの蝶は、一目見た時に心に焼き付く美しさを感じます。

このアメジストとシトリンは最上質の美しい石で、それを通常はありえないような独特の形でしかも凹凸を付けたカットは、光の当たり方でまるでモルフォ蝶のように美しく輝くのです。

アメシスト シトリン バタフライ ブローチ 実物大
1円玉サイズ ←実物大
ブラウザによって大きさが違いますが、1円玉(直径2cm)を置いてみれば実物との大小の比率が分かります。

蝶のブローチ
イギリス(推定) 1870年頃
シトリン、アメジスト、ローズカットダイヤモンド(全て天然石無処理)、18ct ゴールド、シルバー、シャンルヴェ・エナメル
直径 2.1cm、18,3g
¥1,600,000-


拡大1 蝶の上翅と下翅は、この形にカットするだけでも難しいのに、上翅と下翅が寸分の狂いもなくピッタリ合わせるのは今では絶対に不可能だと思いますし、アンティーク・ジュエリーでも今まで見たことがありません。


上質のアメジストとシトリンをこのような形にカットするいうことは、相当石を無駄にしなければならないので、とても贅沢なカットなのです。


現代では非加熱の石は大変貴重なので、まずこのような贅沢なカットは出来ないでしょう。
拡大2 蝶の羽のシトリンの部分には円形のゴールドを彫ってローズカット・ダイヤモンドを埋め込んであり、アメジストには三角形のフレームにローズカット・ダイヤモンドをセットしてアメジストに埋め込んであります。

シトリンとアメジストの翅が美しく見えるように、出来るだけ爪が見えないように工夫してあるのですが、それぞれの石を彫ってダイヤをセットするのは非常に危険な細工です。

だからこういう細工の物は滅多に見ないものです。

翅の縁にはゴールドを彫って黒いエナメルを入れてありますが(シャンルヴェ・エナメル)、これもまた手間の掛かる仕事です。

これらの細工を見ていると、如何にこのブローチが高度な技術と手間を掛けて作られたかがお解り頂けると思います。
そしてそれが特別に作られた一点物の証なのです!!
拡大3 シトリンもアメジストも厚さが均一の単純なカットではありません。

表面に微妙な凸凹をつけてあるので、立体感があり、光の当たり方で実に美しい変化があるのです。こういう細部まで気を使った細工は本当に見て嬉しくなりますね♪


上翅と下翅にローズカットダイヤモンドが埋め込んでありますが、そのための相当厚みのあるシトリンとアメジストを使っているのです。
拡大4 拡大5 蝶の胴体中央部には厚みのあるローズカットダイヤモンドがセットされていますが、これは一段と厚みのある石で、カットの普通のローズカットダイヤモンドより、カット面数が多いダッチローズカットダイヤモンドです!


このブローチに使われているダイヤモンドはすべてローズカットダイヤモンドですが、全部の石が質の良いカットも綺麗なローズカットダイヤモンドが使われています!
アメシスト シトリン バタフライ ブローチ アンティークジュエリー

蝶は魂を意味し、17世紀から好んで使われたモチーフです。
このアメジストとシトリンはとても美しい色ですが、現代の石のように加熱処理された石でないのは言うまでもありません!

アンティークの天然石についてはこちらをご覧下さい。

アメシスト シトリン バタフライ ブローチ

カットや研磨以外に全く手を加えていない、天然のままの石をオープンセットにしてあるので、とてもナチュラルな輝きです。

石に厚みがあるので、様々な表情が出るのです!

この時代の宝石加工の技術は大変高度なものだったことが良く分かります。

アメシスト シトリン バタフライ ブローチ 裏

裏面を見ても、複雑な形状をカットしているのが解ります。

カット、研磨、セッティングに大変な手間と技術を要します。

裏から、石留めの様子が分かるというのも珍しい。

ホールマーク
ホールマーク

ホールマークはフランスへのインポートマークで、金が18ct、銀が 800 であることを表しています。

石に物凄く厚みがあるのが見えますが、このくらい厚くないと、ダイヤモンドのセッティングに耐えられないからです。

オープンセッティングなので、厚みがないと色も薄くなりますしね。

アメシスト シトリン バタフライ ブローチ アメシスト シトリン バタフライ ブローチ
アメシスト シトリン バタフライ ブローチ アメシスト シトリン バタフライ ブローチ 裏
アメシスト シトリン バタフライ ブローチ アメシスト シトリン バタフライ ブローチ
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