フラッグ ブローチ
カリブレカット・サファイヤ、ルビー、オールドヨーロピアンカット・ダイヤモンド、プラチナ
3cm×2,5cm
イギリス 1930年頃

このフラッグ・ブローチはあのタイタニック号遭難後、1920年代末期から1930年代の豪華客船ブームの頃に作られたロマンを感じる素晴らしいブローチです!

当時、大西洋横断の最速船にはブルーリボン賞とトロフィーが与えられ、賞をとった船はマストにブルーリボンを二本さげていましたので、このフラッグのサファイヤの二本のラインはそのブルーリボンを意味するのかも知れません。

そしてルビーで表現してある物は、ブルーリボン賞のトロフィーの可能性があると思っていますので、このフラッグのブローチは、ブルーリボン賞を受賞した最速の豪華客船の船長に贈られた物である可能性があるのです!!

当時は、豪華客船の船長がこのようなフラッグ・ブローチを妻にプレゼントしたとも言われています。

当時の大西洋航路の豪華客船の一等船室の料金は4日間の短い船旅でも現在の貨幣価値で約1000万円はしたと言われています。

豪華客船の一等船室の客は貴族などの特権階級の人たちで、ディナーでは船長と一緒に食事する特別待遇を受けたのです。

当時の豪華客船の内装は、今のどんな豪華客船でも敵わない贅を尽くした室内装飾でした。船内はラリックのガラスを使ったアールデコのデザインで装飾され、海に浮かぶ豪邸のようだったのです。

100円玉の大きさが解る画像 

《参考》
ブルーリボン賞を受賞した船

ブレーメン オイローパ レックス ノルマンディー クイーン・メリー








《細工と石》
このフラッグ・ブローチは、そんな豪華客船の船長に相応しい物で、高度な技術で作られた実に美しいブローチです!♪

旗が風でなびいていいる様子をカリブレカット・サファイヤで立体的に表現してあるのですが、これは独創的な発想の素晴らしい細工です!!!

プラチナの線を彫ってロープのように作ってありますが、これも僕は初めて見る物です。

上質の美しいサファイヤをフラッグがなびいているように見せるために、一つ一つを特別にカットして、側面から見てうねりまでが分かるようにセットしてあるのです!

カリブレカットは、美しいラインを強調するために使われる技法で、爪で留めるのではなく、レール状の間に石をセットして縁を倒して石を留める石留めの技法です。
通常は石の裏はフラットですが、これは裏もカットしてあり、如何にグレードの高いジュエリーとして作られたかが分かります!

ルビーのトロフィーも一部カリブレカットが使われています。

アールデコの時代を象徴するようなロマンを感じるとても魅力溢れるブローチです!♪


男性のスーツの襟に付けるのも良いと思います。





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